有名どころといったら浄土ヶ浜ですが、今回はあえて別の場所に行ってきました。
間違いなく、インスタ映えするスポットです。
ただ、今回のスポットは
映えを追及すればするほど難易度があがります。
逃げ出さなかった者だけが”インスタ映え”を許されるのです。
宮古の大きな海に問われました。
「絶対に逃げ出さないことを誓いますか?」と。
さそり「行くしかないっしょおおおおおおおお」
※このあとめちゃくちゃサバイバルした
【初級:宮古湾】
難易度★☆☆☆☆
ポイント:車を運転してくれる人がいれば突破できる。
武器:自動車、iPhone
海、透き通ってる・・・!
ちなみにこれ、iPhoneでの撮影です
映え~~~~~~~!
綺麗すぎませんか?
砂浜にちょこんと座るだけで映え感を演出できました!!
惜しい。これヤンキー座り。
この奥に更なる”映えスポット”があるらしい。
ちなみに、車で約1時間。
ほぼ山道です。
大きな海が再び、私に問いました。
「この先なかなかに険しいよ。行く?行かない?」
さそり「行くしかないっしょおおおおおおおおおおお」(定期)
【中級:姉吉(あねよし)キャンプ場】
難易度★★★☆☆
ポイント:車を運転してくれる人がいて、その人が運転を放棄しなければ突破できる。
武器:自動車、忍耐力
注意事項:iPhoneは途中で圏外になる。道のりに公共のトイレがあまりない。
1時間後車を降りると、
エメラルドグリーンの海が、そこにはありました。
こんな幻想的な色、見たことないよ・・・
ここまで諦めないでよかった・・・
私たちのほかにもツアー観光のお客さんがいました。
なんでも、この山奥に更なる”映えスポット”があるらしい。
【上級:本州最東端の岬「魹ヶ埼(とどがさき)」までの登山】
難易度★★★★☆
ポイント:とにかく歩け。
武器:iPhone(途中で圏外になるけど迷った時のために必須)、諦めない気持ち、健康な身体
捨てる武器:自動車、無駄な荷物
ツアーコンダクター「この先歩いて1時間かかりますので~・・・」
いちじかん?
い ち じ か ん ?
一 時 間 ?
車で1時間からの徒歩1時間?
しかもツアーのお客さん、推定60~70代くらいの方たちばかりなんだけど、恐ろしいほどに涼しい表情で説明を聞いている。
この人たちただものじゃない。
登山大好き同好会のみなさんだ・・・
困惑しているわたしに、まだ見ぬ魹ヶ埼岬の海が問います。
「ここまで来たんだよ。やめるわけにはいかないでしょう?」
・
・
・
さすがに迷うわ。
でもね、行くしかないんです。
ここまで来たんだもの。
やるしかないよ。やってやる。
いざ!
※安心してください。海藻です。
って突然急すぎ☆
ツアーの方たちの後ろに、あたかもツアー客のようについていきます。
ちなみに、写真の真ん中より上らへんに見える浮き球は
東日本大震災の時に波と一緒に流されてきたものが
木の枝にひっかかったままとれないんだそうです。
こんなに高いところまで波がきたんだね・・・
歩き始めて550mでいきなり最高地点に到達します。
私たちは薄々、あることに気がついていました。
めちゃくちゃ進みが遅い
さそり・友人(((このペースじゃ1時間で着かなくない・・・?)))
みなさんのご厚意により、道を空けていただき、どんどん先に進むことにしました。
【番外編:ガケオトシ沢】
ポイント:-
武器:-
一応、周りの危険がないか確認しましたが、崖から落とされるような仕掛けはありません。
あとから調べてみたら、この山最大の難所だったらしいです。この表示をどこに置いても納得するくらい難所だらけだったのは秘密です。
ちなみに、友人のソフトバンクは登山中ずっと圏外でしたが、私のDoCoMoは途中から電波が入りました。なにかあったときはドコモユーザーを頼りましょう。
無心で足を運ぶこと小1時間・・・
やっと・・・
やっと・・・・・・・・!!!!
【ゴール:本州最東端の魹ヶ埼岬】
ポイント:頑張ったご褒美。たくさん映え写真を撮ってね。
武器:スマホ、盛れる顔のご用意、すなおに楽しむ気持ち
注意事項:海に落ちないように撮ろう。
ま、まぶしいッ
本州最東端の海です!!!!!!
\やっと着いたあ(感涙)/
では、ここでしか撮れない写真の数々をご覧あれ。
灯台と青空
ちゃんと、来たってことの証です
靴を脱いで崖に立つと「少し早まっちゃった人」を演出することができます。
個人的にこの1枚がお気に入り!
「リゾート地に来ました☆」っぽくないですか?
これを撮る時は絶対に海に落ちないように注意してください。端まで行かなくても十分映えます!
【思い出ノート】
ここまで来れた勇者たちだけが書き込むことができます。
ここまでついてきてくれた戦友が、どうやらメッセージを書き残してくれるみたいです。
どれどれ・・・
ん?(。´・ω・)
_人人人人人人人人_
>たぶんもうこない<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
正直、ここまで来るのに2時間かかっています。
疲労困憊のわれら。サバイバルなので、簡単に来ることはできません。そういう意味を込めて書いたのでしょう。
【最上級:登山復路】
難易度:★★★★★
ポイント:行けば帰ってこないとない
武器:足
レポ:無心で歩いた(記憶なし)
【まとめ】
今の時代、ちまたには”インスタ映えスポット”があふれています。
その場所に足を運べば、誰でも手軽に素敵な写真を撮ることができます。
ただ、みんなが同じ場所に行くのでレア感がなくなってきているのが現状です。
これから流行るのは、今回のような「勝ち抜いた者だけが見れる景色」です。
その景色は誰のどんな経験にも劣りません。一生あなたの脳内に”映え”として刻み込まれるのです。
本当の映えって、きっとこういうことなんだと思うんです。
時間と体力がある方はぜひ、宮古市にサバイバル映えしに遊びに来てね!